monoui【デジタルが意味を持つ澄み切った孤独な世界】

monoui:デジタルビートの洗練されたサウンドと、燃え上がるベースライン

デジタルがキチンと意味を持ち、メンバーとして主張して調和するサウンドを、久しぶりに聞いた。
ものすごく高まった。嬉しくなった。

デジタルの平面さは実は遠くまでしみわたる音。monouiのように思春期の鬱ぽい世界、汗臭くない世界を構築するには最適。
多くのデジタルビートを使ったバンドが生バンドに勝てないのは「生ドラム代わり」に使ってるか「生ドラムで叩けないビートを機械でやろう」としてるからだ。
先に作りたい世界があって、理想のサウンドがあって、そのためにメンバーの一人としてデジタルを使う。monouiのサウンドにはそれが明確に見えた。

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monoui:披露された4曲の、楽曲の素晴らしさにうなった

作りたい世界にはブレはないんだけど、その表現方法は初音ミクからビーバップジャズやファンクまで多種多様。そこに今まさにポピュラーの先頭に立つアニメ主題歌っぽいボーカルが乗ると、サウンドピラミッドがピシッと決まる。

完璧にゆらぎなく響くデジタルサウンドに、熱いベースとクールなギター。生楽器を扱う二人のセンスとテクニックがまた、「生バンド好き」なお客さんにもアピールする。

とくにうねりまくるベースと、フレーズ重視のギター。楽器を「音の出る機械」として冷静に使ってる。プレーヤとしての盛り上がりや気持ちのよさをガマンしてまで、世界を作ることに専念する。

ま、それが時々、「きもちがいい」方に流れて行っちゃうのもかわいい。ほほえましい。

YMOを源流とするデジタルニューウェーブ。ムーンライダースからP-MODEL~高野寛、今なら水曜日のカンパネラ。歌を伝えたいからこそ曲道をくねり、いろんな要素を拾い、捨てる。monouiはそんなポップ戦士だ。

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monoui:ファンになったよ。ここからはぼくの個人的な期待

ボーカルにエフェクタをかけた一曲目。この良さがぬきんでてた。ボーカルはもっと生っぽさが抜けてもいいかも。完璧にデジタル世界の歌姫として覚悟を決めてもいいかもしれない。

バラエティにとんだ楽曲を、歌がまとめる。
だからこそバンドは成り立つ。
歌の力を発揮して、唯一無二の存在になるために、彼女のデジタルなソウルを聞きたい。
歌う彼女のクールな横顔に期待する。

彼女のTシャツにかかれていた「anything is on the street」という文字が印象的だ。
現実のストリートで鳴ってる音じゃなくて、monouiの世界のストリートで鳴ってる音をまとめて伝える。そんな深読みをして遊べる。

激しいデジタルビートに微動だにしないボーカルや、ゆるやかな光合成のようなワルツ。声を楽器扱いしたインストなんて聞けたら幸せだろうな。1時間くらいじっくり見てみたい。

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