高橋プランクトン【世界一大きな微生物がめちゃくちゃに優しいパンチを出す】

高橋プランクトンは照れ屋だ

キャバーンビートでのライブが決まって、「お互いに混ざろうよ~」なんていう話になった。僕は歌う人の後ろでギターを弾くのが好きで、高橋プランクトンもそう。
でもお互いに歌う人でもある。

一度だけ公園で練習をした。僕は彼のファンなので何度もライブを見てる。公園での彼はただのギター好きな青年。割と小さな声で、さらさらっと歌う。

「すいませんライブではめちゃくちゃになると思うんですが」

しってるよ。しってる。
だから君の歌が好きなんだよ。

 

高橋プランクトンの痛みを抑えるギター。

高橋プランクトンは怒りも喜びも焦りもビビリも優しさもごっちゃ混ぜに持っている。それが本人にも制動きかなくなる感じがすごい。

昨日はおなじステージに居たので、いちばん近くで彼のエネルギーを感じることができて幸せやった。
うたう彼と僕とはまったく共通点がない(笑)歌の作り方も、歌のとらえ方も。でも僕は彼が大好きだ。これは冷静なライブレポじゃない。ごめんね(笑)番外編だと思ってください。
ふたりでいるといつまでもギターをひいてしまう。

彼は25歳。僕は51歳。そんなこと関係ないね。

 

高橋プランクトンはがれきの中のゴールデンリングか?

雑草の歌をキタナイ声で歌ってやる!
彼はそう叫ぶけど。そういう宣言をする男にキタナイ男はいないね。
感じたままを噴出させるところもあれば、やさしくつつむ部分もある。
着地点のみつからないままトツトツ喋る。

 

自分のことが嫌いな君に僕はうたうよ。

 

彼はがれきの中の、りっぱながれきだ。決してゴールデンリングではない。
僕らとおなじ目線でコンプレックスに押しつぶされながら生きてる。

ギターが彼を救ったんだろう。
最高の武器を手にして、庭中の石をひっくり返し、そこに生きてる小さな虫を太陽の光に当てる。
ざわつく心をそのまんま出す。

そんな彼の歌に心を響かせるのはわりと中高年。
でも本当は全国の悩んでる子供たちに聞いてほしい。

カッコいい歌。かっこいいダンス。スピードを増して過ぎてゆくニュースと流行。
それになじめない人の歌がここにある。
高橋プランクトンは君のために歌う。

さあ、きみも君の武器を探そうぜ。そして出かけようぜ。って。

 

高橋プランクトンは燃えてる?冷めてる?

旅してる最中は楽しいと思ったことはない。

旅で人間は変わらない。

 

彼の発言は一見アイロニーにまみれた詩人のようだし、哲学者のようなところがある。
でもそれは彼自身が動いて稼いだ体験で、リアルなんだとおもう。
旅をしない僕にはわからないが。

 

弦よ切れろとザクザクにストロークしながら、歌いながら転げることもある。勢いあまって。

高橋プランクトンの炎はまわりを焼き尽くし、あたらしい芽を吹かせる焼畑のようでもあり、真冬の暖炉で轟々と燃える炎でもある。

そう、僕らをゼロ地点にもどしてくれるんだ。

 

 

高橋プランクトンは血だらけだ。でも笑って立っている。

生きねばならぬと彼は歌う。
死んでしまったものを弔い、生きてるもののために歌う。

歌う、というのは少しちがうかもしれない。

叫ぶ、も違う。

血を流すように、気持ちをあふれさせる。

ノーガードで世界と打ち合って、勝ちはしないが負けもしない。
歯は折れ、こぶしは空を切る。
でも笑ってる。
「まーだ終わりじゃないっすよー」

741

ご意見・ご感想・応援など メッセージいただけるとうれしいです。 >>>こちらからコメント受付中!



images

FACEBOOK友達申請よろしくお願いします。 感想などメッセージいただけると励みになります! >>安田クニヒデ です。

>>サニーのエッセイのようなものはこちらにも 読んでもらえるとうれしいです