門田剛典【圧倒的に肯定感あふれた歌】

門田剛典:ジェントルなギターで空気をやわらかく変える

大きくて、まるい。その風貌から溢れる歌は、やさしく。、肯定感に満ちている。

ていねいに歌い、スキャットする。
安心感があふれてくる。

ワンノートをキープしてゆっくりと変わるコード。
控えめなギター。
汗をふきふき歌う彼のことばは、元気いっぱいというよりは芝生での昼寝のようにおだやかだ。

のびやかな声で、ゆったりとした言葉で歌われる歌。
会場全体がほっとする。

つらいことや悩み、苦しむことをそのまんま、裸のままに伝えることも歌ならば、
すべてをさらりと流し「それでいいのさ」っていうメッセージも歌だね。

門田剛典は深い悲しみの影を消して、うたう。

303

 

門田剛典:特攻隊への思いと今があることへの感謝

中盤で歌われた、戦争でなくなった人、特攻隊の若者を歌った歌が顕著だった。
ともすれば感情的になり、悲劇的になり、それが戦争を肯定するドラマチックな甘さになるだろう題材(永遠のゼロみたいな美談賛歌に)を、うまく整理して歌にしてた。

飛び立つ空の青さが、無駄に命を落とすばかばかしさをやわらげる。
やわらげるからこそ、人に届く。

エキセントリックに切りつけるのではなく、子供に語りつぐように。
彼らの死を無駄にはしない!ではなく
彼らは僕らのために戦った英霊だ!でもなく
彼らは人殺しの自殺者だ!でもなく。

そんな事実があったんだよ。
それを空が見てたんだよと、伝える。

302

 

門田剛典:もっといろんなタイプの歌を聴いてみたいと思った。

これほど一定のレベルでゆったりとした安心感がもらえると、それが崩れたときのライブを見てみたい気もする。彼の大きな体が震えるほどの怒りや悲しみ、喜びをあらわにする瞬間を。

人柄溢れるMCや、存在感。アマチュアアーティストがしのぎを削るタイバンイベントには、彼の立ち居地は独特で、とても貴重で、興味深い。

ご意見・ご感想・応援など メッセージいただけるとうれしいです。 >>>こちらからコメント受付中!



images

FACEBOOK友達申請よろしくお願いします。 感想などメッセージいただけると励みになります! >>安田クニヒデ です。

>>サニーのエッセイのようなものはこちらにも 読んでもらえるとうれしいです